鍼はどの位の深さまで差すか
通常はほんの数ミリです。
ツボの深さはそのツボによりますが1分~6分くらいと言われています。
1分と言われてもピンときませんよね。
一分とは約3ミリ位です。
ツボとは別に硬くなった筋肉を緩めるときには筋肉を覆っている筋膜で鍼を止めます。
この位ではズーンとくる響きもおきにくいですし、身体の負担も少なくて済みますので私はこの位で止めることが多いです。
治りにくい症状や深層の筋肉が硬結している場合には更に深く刺すこともあります。
深く刺した方が経験上効果は高くなりますがその分響きが起きることが多くなり身体の負担が増えますので鍼になれた方に行うようにしています。
使っている鍼は1寸6分といって約5センチの長さがあります。
これだけあれば一般的にはどんな体格の人でもツボに届きます。
お相撲さんのような特別体格が大きい人には更に長い鍼を使います。
鍼の長さは一般的には3寸(約9㎝)くらいまであり使い分けをしています。