百日紅
鍼治療は単に鍼を刺しているだけと思っていませんか。
鍼治療は患者さんの個性に合わせて施術します。
またそうしなければならないと考えます。
患者さんによって鍼に対する感受性や恐怖心は違います。
ですので人それぞれに鍼の刺鍼法も違ってきます。
浅くだったり、深くだったり、早くだったり、ゆっくりだったり刺し方にはいろいろな方法があります。
これらの方法をその患者さんに合わせていく必要があります。
感受性の強い方や初めての方には刺激量が強くならないように優しい刺激で治療します。
またベテランの方は刺激量を強めにそして時には響きを感じられるように刺していきます。
鍼治療には響きという鍼を刺されたときしか感じることのできない特有の感覚があります。
慣れた人であれば響きを感じるように刺しても気持ちよいと感じて頂けることもありますが慣れていない人や鍼に対する恐怖心がある人は響きを怖がることも多いですね。
なので全員に響かせるわけではありません。
初心者の方に治療するとき刺激量が弱いから効かないというわけではなくその人の身体の状態により十分な効果が出ますので心配する必要はありません。
また初めての方は鍼に対する感受性が高い場合が多くあまり強い刺激をしてしまうと瞑眩という身体がだるくなるなどの反応が出てしまうこともあります。
鍼治療はその人に合ったやり方が必要なのです。