セピア色

葉ボタン

引き出しを整理していたら古いセピア色の写真が出てきた。
写真館で撮ったのだろうか。
父と母はバッチリと決めてまだ小学校低学年であろう私は硬い表情をして白黒写真に収まっている。
当然父と母も若い。
誰しも若いときがあったわけだが子供にとってよく覚えている両親はおじさんおばさんになってからの方だ。
自分の写真を見ているときもどこか若い頃の父の面影を感じてしまう。
鏡を見てもふと父と似ていると感じることがある。